■某所喫茶店にて
── まずはご紹介。「カニのげんこつ」を執筆された水城正太郎さんと、イラストを担当されたしのざきあきらさんです。
しのざきあきら(以下、あきら) : はい、どーもー!(ごつん)
水城正太郎(以下、水城) : おおっ(ごつん)
── ここせまっ! 天井低っ!※1
あきら : ふらりと入った喫茶店がこんなところとは。私の席なんて、壁と壁に挟まれてますよ。
── しのざきさんは背高いですから。大丈夫ですか?
水城 : あ、せっかくだから写真撮りましょう。
あきら : いいですね、次は私も。
── 悪ノリしすぎですよ。
■いけない近況報告
── 今回は同人誌の宣伝ということで、作品についての対談をお願いします。まずはおふたりの近況報告などを……。
あきら : 私はちょうど明日新しい仕事の打ち合わせがあって、それがですね、実は☆×◆◎で……。
水城 : いきなり書けないことしゃべってどうするんだよ!※2
── カットカット!
水城 : 俺の方は、◇♪●で、◎$¥△を書いてるんですが……ってこれ、載せられるかどうか書店で発表される日付によるわ。
── カット! ああもう! えっと、おふたりが組むのは『東京タブロイド』以来ですが。むしろまた組むってのが怪しいんですけど。「タブロイドの復讐を同人誌でやってやる!」とかそんな不穏な理由ですか?
水城 : そんなんじゃねーよ! やり方がわかっている相手と組むとはじめての人よりも「今までと違うことやってるぜ!」って感じがしていいんだけど、商業の方では俺たちが組んでやるとタブロイドのイメージになるから、商売としては成り立たない。それなら同人で遊ぶのは面白いかなと。どっちにしろ気心は知れてるし。
あきら : そうですね。東京タブロイドを長くやらせていただいたので。4年? 5年? タブロイドも懐かしいですねえ。担当編集が代わったり、変な企画をやったり。
水城 : 変といえば、あの編集部は建物からして変ですよね。
あきら : 怪談めいた話とかいっぱいありますね。エレベーターがひとりでに動くとか。※3
── それはある意味で便利ですね。
水城 : あと、あそこは部屋のパーテーションがすごく味気ないから。真ん中の会議室なんて、窓もなくて真っ白い壁に囲まれて、電話があるだけで。
あきら : 怖い怖い。前にあそこでちょっと待っててって言われたのに、20分以上待たされてですね。
水城 : ああ、K藤さん。※4
あきら : いきなりガチャってドアが開いて、うわっ!って驚かされました。あんなとこでは仮眠したくないです。
水城 : 仮眠してると日本軍の兵隊が通るって話ですが。
あきら : 嫌だー!
 ▲カニちゃんこと、浅香仁伊奈。怒った顔もかわいいです(クリックで大きな画像になります) |
■「カニのげんこつ」は魔球モノか
── 今日はちゃんと資料を用意してきたんですよ。
水城 : 資料なんてあったっけ?
── 野球モノということで、特にナックルボールのところとか。
水城 : そうそう。ナックルに関してはちゃんした人が研究論文書いてるんですよ。
あきら : あ、そうなんですか。知らなかった。そういや、昔、魔球を投げる小学生っていましたよね。投げた本人もどこに行くか分からないという。
水城 : ああ、『世界まる見え』※5とかでしたっけ。いましたね。
あきら : 彼は今頃何をしてるんですかね。「おまえ、あれ投げてみろよ」とかいじめられてる気がする(笑)。
水城 : 球に細工してた感じがするからなぁ。
あきら : こうギューンギューンと変化して。ホントに魔球だったから。
水城 : この話は野球モノですけど、魔球とか超人野球モノというわけではないんですよ。草野球のメチャクチャ感が出したくて。選手の大半が腕悪いのと(笑)、審判がいい加減だからハプニングが起きやすいという。
── おもしろそうですね。何か女子野球って感じがしてきました。
水城 : 最初からそうだって言ってるだろ! 怪人モノじゃないんだって!
※1 本当に両氏とも首がつかえて……。おかげでいい写真が撮れました。
※2 しのざきあきらさんのお仕事。アニメ関係の制作秘話をいろいろと……。
※3 あくまで噂です。入口には日向ぼっこしてる猫とかいる和やかな職場ですよ。
※4 K藤さん 敏腕編集者。敏腕なので時間に縛られないだけなのです。
※5 日本テレビ系列『世界まる見え!テレビ特捜部』 世界の珍しい番組やハプニング映像などを取り上げる。もう15年も続く長寿番組。
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